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zoom RSS CentOS 5.4 への Oracle Database 11g の構築(8)

<<   作成日時 : 2010/05/25 09:57   >>

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■■CentOS 5.4 への Oracle Database 11g の構築■■


VMware 2.0 を使用して構築したCentOS5.4(64bit)のサーバーにOracle Database 11g のインストールを行う手順を紹介していきます。

Oracle Database を構築したことがない方、Linux系のサーバの扱いに慣れていない方でも、本ブログの手順どおりに実行すれば、構築できるように一つ一つ順を追って説明して行きます。

前回まで、Oracle Database をインストールするための Oracle Database の所有ユーザー oracle の作成やシェル制限の確認設定を行ってきました。

今回は、Oracle Database をインストールするためにカーネルパラメタの設定、インストール用ディレクトリの作成を行っていきます。


それでは、今回の手順に入っていきます。


■ Session.08 カーネルパラメタ設定とインストールディレクトリの作成


カーネルパラメタの設定を行います。

カーネルパラメタの設定については、Oracle 社の公式マニュアルに記載されています。

ご確認ください。



現在、設定されているカーネルパラメタの値を確認します。

必要な情報は、/sbin/sysctl コマンドを実行して確認します。

コマンドを実行して、マニュアルに記載されている必要な値になっているか確認します。


# /sbin/sysctl -a | grep sem

kernel.sem = 250  32000  32  128

# /sbin/sysctl -a | grep shm

vm.hugetlb_shm_group = 0
kernel.shmmni = 4096
kernel.shmall = 4294967296
kernel.shmmax = 68719476736

# /sbin/sysctl -a | grep file-max

fs.file-max = 101001

# /sbin/sysctl -a | grep ip_local_port_range

net.ipv4.ip_local_port_range = 32768  61000

# /sbin/sysctl -a | grep rmem_default

net.core.rmem_default = 129024

# /sbin/sysctl -a | grep rmem_max

net.core.rmem_max = 131071

# /sbin/sysctl -a | grep wmem_default

net.core.wmem_default = 129024

# /sbin/sysctl -a | grep wmem_max

net.core.wmem_max = 131071

(*) 赤字で表示されているのが筆者の環境では変更が必要なパラメーターです。



確認の結果、変更の必要があるパラメーター(赤字の部分)が判明しました。

パラメーターの変更作業に入ります。



カーネルパラメタを変更するには、/etc/sysctl.conf を編集します。


# cp -p /etc/sysctl.conf /etc/sysctl.conf.org
# vi /etc/sysctl.conf

末尾に以下を追加

fs.aio-max-nr = 1048576
fs.file-max = 6815744
kernel.sem = 25032000 100128
net.ipv4.ip_local_port_range = 900065500
net.core.rmem_default = 262144
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 1048586


←バックアップを取得
←vi コマンドで編集
(*) [ESC] 「:wq」で編集を完了



変更した設定ファイルの内容は、システムの再起動時に自動で読み込まれます。


ここでは、 /sbin/sysctl -p コマンドで編集した内容を現行の設定に読み込みます。


設定内容が出力されますので、再度設定内容が正しく反映されているかの確認します。


# /sbin/sysctl -p

net.ipv4.ip_forward = 0
net.ipv4.conf.default.rp_filter = 1
net.ipv4.conf.default.accept_source_route = 0
kernel.sysrq = 0
kernel.core_uses_pid = 1
net.ipv4.tcp_syncookies = 1
kernel.msgmnb = 65536
kernel.msgmax = 65536
kernel.shmmax = 68719476736
kernel.shmall = 4294967296
fs.aio-max-nr = 1048576
kernel.sem = 250  32000  100  128
net.ipv4.ip_local_port_range = 32768  65500
net.core.rmem_default = 262144
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 1048586


←編集した内容を反映



変更したカーネルパラメタが現行の設定に反映されました。

再度、設定された値が正しい値になっているか確認します。


# /sbin/sysctl -a | grep sem

kernel.sem = 250  32000  100  128

# /sbin/sysctl -a | grep shm

vm.hugetlb_shm_group = 0
kernel.shmmni = 4096
kernel.shmall = 4294967296
kernel.shmmax = 68719476736

# /sbin/sysctl -a | grep file-max

fs.file-max = 101001

# /sbin/sysctl -a | grep ip_local_port_range

net.ipv4.ip_local_port_range = 32768  65500

# /sbin/sysctl -a | grep rmem_default

net.core.rmem_default = 262144

# /sbin/sysctl -a | grep rmem_max

net.core.rmem_max = 4194304

# /sbin/sysctl -a | grep wmem_default

net.core.wmem_default = 262144

# /sbin/sysctl -a | grep wmem_max

net.core.wmem_max = 1048586




出力結果が設定通りの値になっていればカーネルパラメタの設定は完了です。



続いて、Oracle Database のインストールディレクトリの作成を行います。

Oracleベースディレクトリの作成については、Oracle 社の公式マニュアルに記載されています。

ご確認ください。



今回、Oracle Database のインストール先は /opt に行います。

インストール先のORACLE_BASE のパスは、/opt/app/oracle にします。



ディレクトリ /opt/app を作成し、所有者及び権限の変更を行います。


# mkdir -p /opt/app
# chown -R oracle:oinstall /opt/app
# chmod -R 775 /opt/app/


←ディレクトリを作成
←所有者を変更
←権限を変更



oracle ユーザー の環境の構成を行います。

oracle の環境の構成については、Oracle 社の公式マニュアルに記載されています。

ご確認ください。



環境の構成は、oracle ユーザーのホームディレクトリ内の .bash_profile を編集して行います。


編集作業は、oracle ユーザーで行います。oracle ユーザーでログインして下さい。


いつも通り、編集するファイルのバックアップを実行したら、vi コマンドで編集を行います。


ここで編集する内容は、以下のとおりです。

umask:oracle が作成するデフォルトの権限の指定。
NLS_LANG:Oracle Database が出力する言語の指定。(今回はUTF-8を指定)
DISPLAY:X Window System の出力先を指定します。
ORACLE_BASE:Oracle Database のインストール先の基本ディレクトリ。
ORACLE_SID:インスタンス識別子。(今回はoracle としていますが設定は任意です。)


$ cp -p .bash_profile .bash_profile.org
$ vi .bash_profile

末尾に以下を追加

umask 022
NLS_LANG=japanese_Japan.UTF8;export NLS_LANG
DISPLAY=CentOS54VM01:1.0;export DISPLAY
ORACLE_BASE=/opt/app/oracle;export ORACLE_BASE
ORACLE_SID=orcl;export ORACLE_SID


←バックアップを取得
←vi コマンドで編集



編集が完了したら、設定を反映して、設定内容を確認します。


$ . .bash_profile

$ umask

22

$ env | more

HOSTNAME=CentOS54VM01
SHELL=/bin/bash
TERM=xterm
HISTSIZE=1000
KDE_NO_IPV6=1
USER=oracle
LS_COLORS=no=00:fi=00:di=00;34:ln=00;36:pi=40;33:so=00;35:bd=40;33;01:cd=40;33;01:or=01;05
;37;41:mi=01;05;37;41:ex=00;32:*.cmd=00;32:*.exe=00;32:*.com=00;32:*.btm=00;32:*.bat=00;32
:*.sh=00;32:*.csh=00;32:*.tar=00;31:*.tgz=00;31:*.arj=00;31:*.taz=00;31:*.lzh=00;31:*.zip=
00;31:*.z=00;31:*.Z=00;31:*.gz=00;31:*.bz2=00;31:*.bz=00;31:*.tz=00;31:*.rpm=00;31:*.cpio=
00;31:*.jpg=00;35:*.gif=00;35:*.bmp=00;35:*.xbm=00;35:*.xpm=00;35:*.png=00;35:*.tif=00;35:
ORACLE_SID=orcl
ORACLE_BASE=/opt/app/oracle
NLS_LANG=japanese_Japan.UTF8
KDEDIR=/usr
MAIL=/var/spool/mail/oracle
PATH=/usr/kerberos/bin:/usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/home/oracle/bin:/home/oracle/bin
INPUTRC=/etc/inputrc
PWD=/home/oracle
LANG=ja_JP.UTF-8
KDE_IS_PRELINKED=1
SHLVL=1
HOME=/home/oracle
LOGNAME=oracle
CVS_RSH=ssh
LESSOPEN=|/usr/bin/lesspipe.sh %s
DISPLAY=localhost:0.0
G_BROKEN_FILENAMES=1
_=/bin/env


←.bash_profile を読み込む

←デフォルトマスクを確認

←環境変数を確認



ここまでで、Oracle Database をインストールするための事前設定作業は完了しました。

この後、アプリケーションをサーバにアップロードしたら、いよいよインストール作業です。


前回ダウンロードした、Oracle Database の製品をサーバにアップロードします。
アップロードには、FFFTPもしくはWINSCPを使うと便利です。


・アップロードはoracleユーザーで実行します。
・アップロード先は/opt/oracle/Media とします。


アップロードが完了したら、アップロードファイルの権限を確認します。


ポイントは、所有者がoracle 、グループがoinstall、パーミッションが644となっていることです。


$ ls -l

合計 2297844
-rw-r--r-- 1 oracle oinstall 1239269270 4月 7 19:27 linux.x64_11gR2_database_1of2.zip
-rw-r--r-- 1 oracle oinstall 1111416131 4月 7 20:13 linux.x64_11gR2_database_2of2.zip


←ファイル情報を確認



ファイル情報を確認したら、ファイルをuzipコマンドで解凍します。


$ unzip linux.x64_11gR2_database_1of2.zip
$ unzip linux.x64_11gR2_database_2of2.zip




以上で、Oracle Database をインストールするための事前作業は完了しました。


次回は、いよいよ Oracle Database ソフトウェアのインストールを行います。










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